主として南三陸町おいて被災地支援に取り組む諸教会、諸団体そのリーダーたち今後の支援と宣教在り方をまとめ、この理念を共有しながら共に知恵を出し合い、取り組むことになりました。私ども「災害復興支援SBSネットワーク」もここに集約していこうと考えています。まさに神学校のできる役割と考えています。被災地のみならず、全国に展開していくことができればと思います。
良き業・宣証共同体プロジェクト21」(「YSP21」)
はじめに:
震災」によってもたらされた被災者の悲劇、今、そこに助けを必要としている人々の現実が契機として始まった救援・支援活動。「神はいるのか?」その最良の答えは福音に基づく隣人愛、良き業に励むクリスチャンたちの存在であった。
証共同体プロジェクト21」(「YSP21」)を明らかにし、「良き業・宣証共同体」神の家族、教会共同体建て上げを目指す。それは自然災害被災者支援に限らず、全国どこにおいても、それぞれの地域にある教会共同体が地域社会の中で助けを必要としている方々に福音に基づく良き業を実践し、神の救いの計画を実現する「宣証」に取り組むことである。
そのために共有できる諸教会と共にネットワークを築き「良き業・宣証共同体プロジェクト21」(「YSP21」)を推進する。この取り組みが聖書自体の意図を実現するものとして共に考え、行動し、検証する。
主要理念:
「YSP21」の目指す教会共同体:地域・町の繁栄に寄与・貢献する教会共同体を実現する(クリスチャン個々人、クリスチャン家族、事業家を含む)。
1. 聖書の順序に見る教会共同体の拡がり:
(イ)教会共同体はキリストの宣教大命令に始まる(マタイ28:19)
(ロ)そして、福音に生きるキリスト者共同体の存在、その良き業に生きる存在を前提に宣教は拡がるという宣教のサイクルが確立した(使徒の働き、テサロニケ、ローマ書簡、マタイ5~7「山上の説教」テトスその他)。
(1)創造主なる神への畏敬の念:「信仰・希望・愛」に基づく人格の成熟
(エペソ1:15~19、Ⅰコリント13)
(2)「人はみな、上に立つ権威に従う」社会秩序の尊重
(ローマ13、Ⅰテモテ2、テトス3)
(3)主にある自由、自律と自立(ローマ14、ガラテヤ5)
(4)キリストの福音に基づく「隣人愛」(ローマ13:8~14:23)
(5)人としての本質に関わる額に汗する労働の尊さ(Ⅱテサロニケ3)
(6)家族愛(エペソ5)
(7)支え合う教会共同体神の家族に生きる(Ⅰテモテ5:1~16、テトス2)
2. 人道支援のみに終わらない救援・支援:「見える福音・生き方」としての良き業の伴う支援を考え、実践する(パウロ書簡)
3. 報いを求めない最善の支援を考え実践する(使徒20:35)
4. 町全体の復興・繁栄に至る支援を共に考え取り組む(エレミヤ29:4~7、ダニエルの模範、それを反映したパウロ、ペテロの教え)
(1)町への人材派遣(就職・ボランティア)
(2)相乗効果をもたらす協調関係
(3)救援基金創設
5. 良き業に基づく誠実な救援・支援活動を通して、「生き方」に関する「問いかけ」が起こる救援・支援を共に考え、「宣証」の実を結ぶ(コロサイ4:3~6)
6. 私たちの「生き方」について、その「希望について説明を求める人には、だれにでもいつでも弁明できる用意」(Ⅰペテロ3:15)を生き方と共に備える
7. 文化とその風土の中で神学する
クリスチャンは地域社会およびこの世での知恵深い日常生活が求められている。しかも文化的問題と実態を体系的に明らかにしつつ、クリスチャン信仰共同体を取り巻くその文化とその風土へ、どのように応答することができるかを考える。とりわけ異なる世界観と諸宗教にいかに関係し、親しみつつ、決してすでに形作られているいわゆるキリスト教文化を律法的に押しつけることなく、自らの信仰を守り表明していけるかを考える。つまり文化とその風土の中で神学することである。
「YSP21」活動指針
1.「良き業・宣証共同体プロジェクト21」(以下「YSP21」)に参加する諸教会は「YSP21」の理念を共有し、共に「良き業・宣証教会」の建て上げを目指す。また共に研修、訓練し(宣証訓練)、この理念の実証に努める。
2.「YSP21」はその理念の実証の場として「3.11大震災」以来、継続している「南三陸町」の復興に寄与・貢献するよう取り組む。
3.南三陸町をはじめ、3.11大震災被災地での支援活動は地域・町に寄与貢献する教会を建て上げるリーダー、ボランティアの実践の場として活動する。とりわけ、次世代のリーダー育成のために理論と現場を提供する。
4.「YSP21」は教会の求めに応じてボランティアチーム、宣教チームを派遣できる体制を整える。ただし、それぞれのチームはネットワーク所属の教会派遣とする。
5.「YSP21」の活動経費はすべて、賛同する方々の献金によるものとする。
(文責:森谷正志)
“Testimony through Good Works Project 21” (Hereafter referred to as [YSP21])
Opening Statement:
YSP21 was started in response to the tragic plight of the 3.11 Earthquake & Tsunami Disaster victims.) The best answer to the question “Is God present?” is the presence of Christians pouring out love and doing good works based on the Gospel.
We want to make it clear that meeting people’s needs and evangelism go together toward the goal of building God’s family, the church that testifies of God through good works. And this should apply not only in disaster areas but everywhere in Japan, with local churches giving help to those in need.
In order to better achieve this, we would like to create a network with churches that share the same goals and work together in carrying out YSP21. We consider this coming together to be putting into practice and affirming the intention of Biblical instruction.
Main Concepts
YSP21’s goal for churches is to build churches (including building Christians, Christian families and Christian entrepreneurs) that work for and contribute to the well-being of their local areas.
1. The biblical model for the spread of churches:
a) The church starts with the Great Commission. (Matt.28:19)
b) In the pattern of missions work that then develops, we see that the church spreads only when there are local Christians living their lives and doing good works based on the Gospel. (Acts, Thessalonians, Romans, Mt. Ch 5~7 ‘Sermon on the Mount’, & Titus amongst other passages)
1- Reverence for the creator God: [based on maturing in “Faith, Hope, and Love” (Ephesians 1:15~19; 1 Corinthians 13)
2- “Submit to those in authority over us.” Respect for social order (Romans 13; 1 Timothy 2; Titus 3)
3- Self-control and Independence, freedom in the LORD (Romans 14; Galatians 5)
4- Love of our neighbors which is based on the Gospel of Christ (Romans 13:8~14; vs. 23)
5- Respect for labor and its demonstration of a person’s intrinsic value (2 Thessalonians 3)
6- Love for family (Ephesians 5)
7- Living our lives in God’s family, the local church (1 Timothy 5:1-16; Titus 2)
2. We will assess and put into practice assistance that accompanies a lifestyle of doing good works as a way of living out the Gospel so that our relief and assistance efforts don’t end as merely humanitarian aid. (Writings of Paul)
3. We will give assistance without expectation of rewards, aiming for the best for those who receive it. (Acts 20:35)
4. We will together undertake assistance that rebuilds the whole community and leads to well-being for all. (Jeremiah 29:4~7; Examples from Daniel; teachings of Paul & Peter that reflect these values)
1- by sending personnel into the area (paid staff & volunteers)
2- by developing cooperative, synergistic relationships
3- by establishing relief funds
5. Sincere rescue and relief efforts that are based on doing good works, should elicit questions and conversations about our lifestyle that can then bear fruit through the testimony of doing good works. (Colossians 4:3~6)
6. In regards to lifestyle, we will also prepare to “always be ready to give an account to anyone about our hope…” (1 Peter 3:15)
7. We will apply theology to culture and local customs. Christians are to live our lives in local society and the larger world with great wisdom. Furthermore, as it becomes clear what cultural problems and community attitudes are, we must consider how to wrap the Christian faith into our response to the local culture and customs. Especially, we will consider how to build relationships and become more intimate with those who have different worldviews and religious backgrounds without legalistically pushing upon them all kinds of Christian cultural elements. Rather we will consider how we can protect our own faith in the midst of that. In other words, we will apply theology to the culture and customs as we encounter them.
YSP21 Guidelines for Activities
1. All churches that participate in YSP21 will share ownership of these Main Concepts and together will aim to build up churches that do good works and give testimony. They will also participate in research and training (mission training) and strive to demonstrate these concepts in their lives and work.
2. YSP21 will continue to contribute to the post 3.11 restoration of Minami Sanriku Town as a model for application of these main concepts.
3. Beginning with Minami Sanriku Town, we will be active in providing practice locations for training of leaders and volunteers who will build up churches that contribute to 3.11 Disaster recovery efforts in various localities. In any case, YSP21 will provide locations and ideas for the training up of the next generation of leaders.
4. YSP21 will, in response to church requests, provide a structure that enables volunteer teams and mission teams to be sent. However, YSP21 network churches will send out these various teams.
5. YSP21 activity expenses will all be covered by donations from those who agree with it purpose and activities.
災害復興支援SBSネットワーク
2013/04/05
2012/12/12
今年もクリスマスを迎え
また西堀キリスト福音教会の婦人会有志の皆さんが今年も早々と暖かいクリスマスプレゼントを用意してくださいました。受け取られた方々ひとり、ひとりが温まる心をもって新年への希望を描くことができるようにと願っています。これまで関わった方々に届けています。
夏以降の主な支援活動 8/8~10 イザヤ58ネット 南三陸町、石巻、女川訪問
8/12 クリスチャンセンター南三陸町「愛真望館礼拝」クリスチャンの支援と宣教について共に考えています。
8/19 クリスチャンセンター南三陸町「愛真望館礼拝」
8/13 石巻合同慰霊祭(日和山公園)
8/20~22 同盟被災地訪問ツアー SBSネットからの図書提供に協力支援(中瀬、旭丘)
9/13 ラルフさん波伝谷奉仕希望打ち合わせ、継続的に労してくださることになりました。特に農魚家レストラン「慶明丸」の再開に向けて大きな励みになっています。
9/17 日韓信仰復興聖会(青葉荘教会)
9/23 愛真望館礼拝
10/1 台湾の救助協会支援と宣教プレゼンテーション(SBS) 10/11 愛真望館礼拝
10/19 マリンズ師、被災地訪問、気仙沼、南三陸町、石巻
10/24 波伝谷芋煮会交わり
10/27 旭が丘芋煮会交わり、子供会と親御さんたち、また地区の防災訓練と合わせて行われる。
11/6 南三陸町支えるネットワーク会合が神学校で開かれる。
11/15 訪問戸倉地区
11/25 愛真望館礼拝
11/27 南三陸町追悼記念祈り会プレヤーウォーク 11/29 フレミング宣教師を送り出しているカナダの宣教団代表と共に被災地を訪問しました。南三陸町(波伝谷、クリスチャンセンター、中瀬、津波被災者からの証言を聞く)、山元町の恵泉キスと教会 支援センター等
12/6 キングスビレッジ起工式 面瀬地区 歌津升沢、大上坊米広訪問
12/10~12 イザヤ58ネット訪問、南三陸町、石巻
12/11日(火)大上坊契約センターを会場に地域の方々と暖かい山形芋煮の交わりを行いました。
8月から11月まで神奈川のブラジル人教会牟田セルソン牧師を中心に石巻の津波家屋被災受託支援のために取り組まれた。
クリスマス前までに大森、歌津等での芋煮を予定しています。
2012/08/26
猛暑の被災地で
7月は保守バプテストミッションの短期宣教チーム、シリコンバレーで有名なカルフォニアのValley Churchのメンバー17名が来会しました。一週間、牡鹿半島を拠点に南三陸町、そして石巻等での活動でした。漁港での牡蠣養殖に準備作業お手伝い、津波被災家屋の修復、高台移転地候補地の草刈り、仮設の方々へのクラフト教室と多彩でした。今回は初めて被災地に宿泊しての活動でした。
8月は「イザヤ58ネット」のチーム、そして保守バプテスト同盟の有志のチームの奉仕がなされました。「イザヤ58ネット」定期的に被災地に来てくださっていますが今回は石巻や南三陸町での活動、特にミシン、ジャガイモ、タマネギを300キロほど運んでいただきました。またブラジル人教会の有志、8月30~9月1日まで韓国人教会(オンヌリビジョン教会)の皆さん18名が石巻で被災家屋の修復活動をしているD.ペンソン宣教師のもと厳しい暑さの中で取り組まれています。
特に今週、南三陸町での支援活動に汗を流してくださった保守バプテスト同盟の被災地支援ツアーの皆さんは今回が初めての参加です。保守バプテスト同盟に所属するいくつかの教会は被災地にあることもあって、ほとんどSBSネットの関係で活動する方々はありませんでした。今回、私どもの取り組みの一端を知っていただく機会になったと思います。
この先を見据えて
今後の「災害復興支援SBSネットワーク」の働きについて考えるべき時に至っています。SBSネットは地区教会を母体にしたものではありません。その地区教会の大切さを考えるとどこかで区切りを決断する必要があると思います。優先順位として地区教会が主体的に進める支援活動を支援することです。また教会がない地域での活動は地区教会に結びつきができるように取り組むことです。また地理的限られますが神学校を宿泊拠点にできるボランティア活動を調整していければと願っています。
現在は教会のない南三陸町とか牡鹿半島での支援活動が主になってきました。そして密接な協力関係にある「南三陸町を支えるキリスト者ネットワーク」の主導の下、この春にクリスチャンセンター南三陸町「愛真望館」が廻館に設置されました。このセンターに常駐するスタッフが導かれ、南三陸町全域にわたる支援活動が行われています。各仮設への支援活動、子供支援、学習支援、地区行事への協力等が実施され存在感を増しています。
主日午後には礼拝も行われています。子供たちのための教会学校、また礼拝は主に南三陸町、また周辺の市町村で活動するボランティアの方々、その知人たちが参加しています。被災地の方々への福音宣教も進められています。自分も時々出かけますが、支援と宣教の在り方に関するの聖書の意図を共に考えるようにしています。クリスチャン、未信者共に考えることができるからです。
クリスチャンセンターは期間限定ですので、その後に恒久的な支援センターが設置され、常駐者が起こされることです。すでにその方向で準備がなされています。理想的には被災地の方々で神の招きに応じ、その方々が中心になって支援と宣教が継続されることです。福音の素晴らしさを紹介する機会をどのようにして得られるか知恵を尽くし祈っています。今後ボランティアに参加される方々はこうして点を真剣に考えながら取り組むことができるように願っています。
仮設から高台移転が具体化するまでにある程度の見通しを立てる必要があると思います。その後、どれだけ信頼関係を築き、生き方に影響が与えることができるかです。そして何よりも被災地の次世代の方々を見据えた支援ができればと願っています。
8月は「イザヤ58ネット」のチーム、そして保守バプテスト同盟の有志のチームの奉仕がなされました。「イザヤ58ネット」定期的に被災地に来てくださっていますが今回は石巻や南三陸町での活動、特にミシン、ジャガイモ、タマネギを300キロほど運んでいただきました。またブラジル人教会の有志、8月30~9月1日まで韓国人教会(オンヌリビジョン教会)の皆さん18名が石巻で被災家屋の修復活動をしているD.ペンソン宣教師のもと厳しい暑さの中で取り組まれています。
特に今週、南三陸町での支援活動に汗を流してくださった保守バプテスト同盟の被災地支援ツアーの皆さんは今回が初めての参加です。保守バプテスト同盟に所属するいくつかの教会は被災地にあることもあって、ほとんどSBSネットの関係で活動する方々はありませんでした。今回、私どもの取り組みの一端を知っていただく機会になったと思います。
この先を見据えて
今後の「災害復興支援SBSネットワーク」の働きについて考えるべき時に至っています。SBSネットは地区教会を母体にしたものではありません。その地区教会の大切さを考えるとどこかで区切りを決断する必要があると思います。優先順位として地区教会が主体的に進める支援活動を支援することです。また教会がない地域での活動は地区教会に結びつきができるように取り組むことです。また地理的限られますが神学校を宿泊拠点にできるボランティア活動を調整していければと願っています。
現在は教会のない南三陸町とか牡鹿半島での支援活動が主になってきました。そして密接な協力関係にある「南三陸町を支えるキリスト者ネットワーク」の主導の下、この春にクリスチャンセンター南三陸町「愛真望館」が廻館に設置されました。このセンターに常駐するスタッフが導かれ、南三陸町全域にわたる支援活動が行われています。各仮設への支援活動、子供支援、学習支援、地区行事への協力等が実施され存在感を増しています。
主日午後には礼拝も行われています。子供たちのための教会学校、また礼拝は主に南三陸町、また周辺の市町村で活動するボランティアの方々、その知人たちが参加しています。被災地の方々への福音宣教も進められています。自分も時々出かけますが、支援と宣教の在り方に関するの聖書の意図を共に考えるようにしています。クリスチャン、未信者共に考えることができるからです。
クリスチャンセンターは期間限定ですので、その後に恒久的な支援センターが設置され、常駐者が起こされることです。すでにその方向で準備がなされています。理想的には被災地の方々で神の招きに応じ、その方々が中心になって支援と宣教が継続されることです。福音の素晴らしさを紹介する機会をどのようにして得られるか知恵を尽くし祈っています。今後ボランティアに参加される方々はこうして点を真剣に考えながら取り組むことができるように願っています。
仮設から高台移転が具体化するまでにある程度の見通しを立てる必要があると思います。その後、どれだけ信頼関係を築き、生き方に影響が与えることができるかです。そして何よりも被災地の次世代の方々を見据えた支援ができればと願っています。
2012/05/28
自立支援
短期宣教チームとして「ケネディーチーム」(6名)が二週間ほど奉仕されました。ケネディさんは1980年代、JCBMの宣教師として仙台教会そして当時の仙台大町教会で奉仕されました。1990年に神学校が愛子移転となったころ、ケネディーさん家族も近くの葛岡に宣教師住宅を建てられたこともあり、神学校のためにも協力をいただきました。
16日仙台着
17~18日歌津での畑作業
19日(土)、21~22日、24日(木)戸倉地区自立支援作業
23日(水)25(金)、26(土)、28日(月)石巻で家屋修復作業
戸倉地区は自立支援の一環としての取り組みでしたが、想像以上の働きをしていただきました。被災地の方々が自立的な活動に心が動いています。津波のかぶった場所ですが、畑を再生させ、作付けをしていこうというのです。今回は土中に紛れ込んだ細かながれきを取り除き、耕耘機で畑を起こし作付けできる下準備、そのスタートの作業です。今年は春先の気温も低く、作付けには何とか間に合いそうです。
チームの皆さんはプラスアルファーの仕事をしてくださいました。再生した畑の要所要所に小さな花壇を作り、花を植え、畑に彩りを添えていただきました。また、結構広い場所でしたので、適当な場所にサクランボや桃、梅といった苗木を購入し植えていただきました。言葉は十分交わせなくとも、真実な思い、愛は十分につたわったと思います。
ちょうど先週の初めは団体の集まりなどがあり、本格的な作業のときは同行できず、気になっておりましたが、思いを遙かに超えた作業をしていただき感謝しています。
ケネディーさんチームに先立って西堀キリスト教会から二人の婦人、安藤さんと中家さんたちが15~17日にかけて南三陸町を訪問してくださいました。この教会の婦人有志が継続的に一つ一つ心のこもった贈り物を続けてくださっています。限られた時間でしたがこれまで関わった被災地の方々を訪問し交わりを深めました。この人と人とのつながりが大きな励みになっています。
28日(月)から31日(木)にかけて「イザヤ58ネット」の皆さんが、主として南三陸町で活動予定です。次週6月8日(金)にはクリスチャンセンター「愛真望館」の開所式が行われます。南三陸町での支援と宣教の拠点として主の働きがなされることに期待が高まっています。
16日仙台着
17~18日歌津での畑作業
19日(土)、21~22日、24日(木)戸倉地区自立支援作業
23日(水)25(金)、26(土)、28日(月)石巻で家屋修復作業
戸倉地区は自立支援の一環としての取り組みでしたが、想像以上の働きをしていただきました。被災地の方々が自立的な活動に心が動いています。津波のかぶった場所ですが、畑を再生させ、作付けをしていこうというのです。今回は土中に紛れ込んだ細かながれきを取り除き、耕耘機で畑を起こし作付けできる下準備、そのスタートの作業です。今年は春先の気温も低く、作付けには何とか間に合いそうです。
チームの皆さんはプラスアルファーの仕事をしてくださいました。再生した畑の要所要所に小さな花壇を作り、花を植え、畑に彩りを添えていただきました。また、結構広い場所でしたので、適当な場所にサクランボや桃、梅といった苗木を購入し植えていただきました。言葉は十分交わせなくとも、真実な思い、愛は十分につたわったと思います。
ちょうど先週の初めは団体の集まりなどがあり、本格的な作業のときは同行できず、気になっておりましたが、思いを遙かに超えた作業をしていただき感謝しています。
ケネディーさんチームに先立って西堀キリスト教会から二人の婦人、安藤さんと中家さんたちが15~17日にかけて南三陸町を訪問してくださいました。この教会の婦人有志が継続的に一つ一つ心のこもった贈り物を続けてくださっています。限られた時間でしたがこれまで関わった被災地の方々を訪問し交わりを深めました。この人と人とのつながりが大きな励みになっています。
28日(月)から31日(木)にかけて「イザヤ58ネット」の皆さんが、主として南三陸町で活動予定です。次週6月8日(金)にはクリスチャンセンター「愛真望館」の開所式が行われます。南三陸町での支援と宣教の拠点として主の働きがなされることに期待が高まっています。
2012/05/02
クリスチャンセンター事業展開に向けて
オレゴンチーム「ホープジャパン・オレゴン」の支援活動を終え、先週末26日に無事帰国しました。今回は女性と高校生をはじめ若い方々が中心のメンバーでした。10日間休む間もなく連日に活動に取り組んでいただきました。
前半は牡鹿半島の漁港、小淵浜、給分浜で四ヶ所に分かれてワカメ収穫作業を支援しました。シーズン限定の繁忙期とは言え、全くの素人集団を快く受け入れてくださった漁港の方々に感謝したいと思います。四日間、仙台の愛子から牡鹿半島まで2時間の通勤です。そのため仕事は10時から始めて、午後のお茶タイム3時半頃には終えるというパターンです。彼らには時差ぼけがあるためにむしろ2時間の通いは体調管理に都合良かったように思います。ただし、運転を担当された方にはとてもきつい毎日であったのでは思います。忙しい時期だけに、人手を歓迎すると共に神経がぴりぴりしている状況にもありました。それでもとにかく一生懸命働く彼らに本当に感謝していただきました。仕事を終えて、何キロものワカメをお土産にいただきました。最後の日には皆さんの前で証しをしたり賛美をする機会もあり皆さんとの別れを惜しみました。アメリカに帰って、食事に用いられるワカメを味わうたびにこの漁港の方々を思い出してくださるでしょう。何よりも次につながる働きをしていただき感謝しています。
21日(土)は蔵王キリスト教会が支援を継続している東松島で教会のメンバーと合流し取り組みました。翌週23~25日の三日間は南三陸町での活動、近い将来、恒久的なクリスチャンセンター建設予定地である歌津での作業、そして最終日は戸倉地区の波伝谷仮設住宅でお茶の会を持ち皆さんとの交流を深めました。波伝谷仮設での交わりでは特にオレゴンチーム全員がハンドマッサージをしてくださり、被災者一人一人と心温まる交流ができ、感謝しています。被災者一人一人の一日も早い回復を祈って帰ってきました。
歌津は近い将来、教会堂を建て、複合的なクリスチャンセンターとしての事業を展開しようとしています。3.11大震災直後から支援活動に専心してきた中澤竜生牧師を中心に取り組んできた誠実な支援活動がこの状況を生み出したのです。共に支援と宣教の考え方を共有しながら取り組めたことに感謝しています。
今回は当初予定していた作業が変更になり、やはりこの地の下準備として、畑作作業を行うことになりました。土地の所有者、関係する地元の方々の協力で土興しをし、人海戦術で石の除去を行い、ジャガイモ、大豆等の作付けを行いました。地元の人たちの好意に感謝したいと思います。二日目はせっかくの野外作業でしたので、昼食に皆さんで山形牛の野菜炒めをいただきながら交流の時を持ちました。
この地でのクリスチャンセンター実現への方向性は間違いないであろうと思います。しかしクリアしていかなければ大きな課題がいくつかあります。当初得ていた情報とは違った新たな状況に展開しつつあります。現実はいわゆる開発行為以前の見切り発車的な開発ですので具体的な計画を進めることはできません。全体の開発をゆだねられているのかどうなか、もう少し地権者と確認し合う必要があります。その工事費負担をどうするのか等、とにかく事業計画を含めた全体の青写真を描くことです。近々に設計士にお願いしてスケッチしていただこうと思っています。諸事業の中身や可能性、同時に予算等が明らかにし、その上で可能なところから取り組むことになると思います。現実を見据えて、賢く、知恵深く取り組む必要があります。
前半は牡鹿半島の漁港、小淵浜、給分浜で四ヶ所に分かれてワカメ収穫作業を支援しました。シーズン限定の繁忙期とは言え、全くの素人集団を快く受け入れてくださった漁港の方々に感謝したいと思います。四日間、仙台の愛子から牡鹿半島まで2時間の通勤です。そのため仕事は10時から始めて、午後のお茶タイム3時半頃には終えるというパターンです。彼らには時差ぼけがあるためにむしろ2時間の通いは体調管理に都合良かったように思います。ただし、運転を担当された方にはとてもきつい毎日であったのでは思います。忙しい時期だけに、人手を歓迎すると共に神経がぴりぴりしている状況にもありました。それでもとにかく一生懸命働く彼らに本当に感謝していただきました。仕事を終えて、何キロものワカメをお土産にいただきました。最後の日には皆さんの前で証しをしたり賛美をする機会もあり皆さんとの別れを惜しみました。アメリカに帰って、食事に用いられるワカメを味わうたびにこの漁港の方々を思い出してくださるでしょう。何よりも次につながる働きをしていただき感謝しています。
21日(土)は蔵王キリスト教会が支援を継続している東松島で教会のメンバーと合流し取り組みました。翌週23~25日の三日間は南三陸町での活動、近い将来、恒久的なクリスチャンセンター建設予定地である歌津での作業、そして最終日は戸倉地区の波伝谷仮設住宅でお茶の会を持ち皆さんとの交流を深めました。波伝谷仮設での交わりでは特にオレゴンチーム全員がハンドマッサージをしてくださり、被災者一人一人と心温まる交流ができ、感謝しています。被災者一人一人の一日も早い回復を祈って帰ってきました。
歌津は近い将来、教会堂を建て、複合的なクリスチャンセンターとしての事業を展開しようとしています。3.11大震災直後から支援活動に専心してきた中澤竜生牧師を中心に取り組んできた誠実な支援活動がこの状況を生み出したのです。共に支援と宣教の考え方を共有しながら取り組めたことに感謝しています。
今回は当初予定していた作業が変更になり、やはりこの地の下準備として、畑作作業を行うことになりました。土地の所有者、関係する地元の方々の協力で土興しをし、人海戦術で石の除去を行い、ジャガイモ、大豆等の作付けを行いました。地元の人たちの好意に感謝したいと思います。二日目はせっかくの野外作業でしたので、昼食に皆さんで山形牛の野菜炒めをいただきながら交流の時を持ちました。
この地でのクリスチャンセンター実現への方向性は間違いないであろうと思います。しかしクリアしていかなければ大きな課題がいくつかあります。当初得ていた情報とは違った新たな状況に展開しつつあります。現実はいわゆる開発行為以前の見切り発車的な開発ですので具体的な計画を進めることはできません。全体の開発をゆだねられているのかどうなか、もう少し地権者と確認し合う必要があります。その工事費負担をどうするのか等、とにかく事業計画を含めた全体の青写真を描くことです。近々に設計士にお願いしてスケッチしていただこうと思っています。諸事業の中身や可能性、同時に予算等が明らかにし、その上で可能なところから取り組むことになると思います。現実を見据えて、賢く、知恵深く取り組む必要があります。
2012/04/15
クリスチャンセンター「愛・信望館」に期待
先回は大森地区のコミュニティーセンターの必要について発信しました。その後連絡があり、仮設のプレハブを融通していただける見通しになったというのです。とにかく建物が確保でき一安心です。後は必要に応じて設備、備品等を整えていくことになると思いますが、必要に応じてできる協力きればと思います。
今週から来週にかけて、オレゴン州、ポートランドにある日本人教会から13名のボランティアチームが来日します。年齢も高校生から成人、男女半々のチームです。今被災地支援の状況も次々と新しい展開に動いているときで、具体的活動はなお調整中です。いずれにせよ次につながる働きをしていただければと期待しています。
南三陸町では大きな枠組みで「支援と宣教」が展開しそうです。第一次、第二次のクリスチャンセンター建設が具体的に進んでおり、第一次のセンターは、すでにプレハブが設置されました。間もなく宿泊も可能になるだろうと思います。これ自体、これまでの支援活動の結果として実現していることに注目したいと思います。
問題はどのような理念で「支援と宣教」を展開していくか。箱物を作ったその先です。どのような人が、何を展開していくかです。具体的に現地でリーダーシップを発揮している方はある程度、考え方を共有できているのでこの先の展開に期待しています。
次世代の子供たちのための働きを担当する方がすでに活動を展開しています。福音宣教の重荷を持って取り組もうとしている方も意思を明らかにしています。町の復興に関わる諸事業、特に高齢者に対する福祉事業も展開できるかもしれません。
先週には歌津、大上坊を訪ねました。歌津は主として漁業に従事する方々、大上坊は農業を専業とする方々です。漁業は津波による壊滅的な被害を受け、ある意味、ゼロからの再建です。しかし、希望は海そのものが豊かな資源です。今回の津波はワカメが豊かに育つ環境を再生したと言われています。農業については作られた作物が適正な価格で流通することです。ちょうど、訪問した先で社団法人「アジア協会アジア友の会」のスタッフの方にお会いしました。まさに地場産業の再生と流通に取り組んでいるようです。
クリスチャン団体もこうした町の復興に寄与・貢献できる支援と宣教が展開されればと思います。そういう意味ではこの南三陸町の取り組みには期待感があります。
今週から来週にかけて、オレゴン州、ポートランドにある日本人教会から13名のボランティアチームが来日します。年齢も高校生から成人、男女半々のチームです。今被災地支援の状況も次々と新しい展開に動いているときで、具体的活動はなお調整中です。いずれにせよ次につながる働きをしていただければと期待しています。
南三陸町では大きな枠組みで「支援と宣教」が展開しそうです。第一次、第二次のクリスチャンセンター建設が具体的に進んでおり、第一次のセンターは、すでにプレハブが設置されました。間もなく宿泊も可能になるだろうと思います。これ自体、これまでの支援活動の結果として実現していることに注目したいと思います。
問題はどのような理念で「支援と宣教」を展開していくか。箱物を作ったその先です。どのような人が、何を展開していくかです。具体的に現地でリーダーシップを発揮している方はある程度、考え方を共有できているのでこの先の展開に期待しています。
次世代の子供たちのための働きを担当する方がすでに活動を展開しています。福音宣教の重荷を持って取り組もうとしている方も意思を明らかにしています。町の復興に関わる諸事業、特に高齢者に対する福祉事業も展開できるかもしれません。
先週には歌津、大上坊を訪ねました。歌津は主として漁業に従事する方々、大上坊は農業を専業とする方々です。漁業は津波による壊滅的な被害を受け、ある意味、ゼロからの再建です。しかし、希望は海そのものが豊かな資源です。今回の津波はワカメが豊かに育つ環境を再生したと言われています。農業については作られた作物が適正な価格で流通することです。ちょうど、訪問した先で社団法人「アジア協会アジア友の会」のスタッフの方にお会いしました。まさに地場産業の再生と流通に取り組んでいるようです。
クリスチャン団体もこうした町の復興に寄与・貢献できる支援と宣教が展開されればと思います。そういう意味ではこの南三陸町の取り組みには期待感があります。
2012/03/31
大森地区コミュニティーセンターを!
私たちはこの一年間、南三陸町の在宅被災者支援をも数カ所で継続してきました。その一つが大森地区です。この大森地区から要望があって今週訪問しました。コミュニティセンターの必要です。
大森は二区によって構成されていましたが、一区はほぼ壊滅的な津波被害を受けました。二区は高台にあるため直接の被害を免れました。約70世帯ほどです。そして海岸の方にあったコミュニティセンターも津波によって失われてしまいました。
一年経った今も町内としての機能を果たせなくなっており、かつての住民同士の信頼関係も薄らいでいると言います。その理由の一つに支援の在り方にあるようですし、何よりも共に集まって話し合う機会を失っていることです。ですから集まる場所が欲しい、住民の要望が高まっている理由です。
さらに以前から「スミレ会」という高齢者の方々の集まりがあり定期的な会合を持っていました。それが今回の大震災でできなくなり、現在は代表の方の自宅で集まりをしているとことです。この代表の方の自宅は半壊で修復したそうです。
こうした中で何とか共に集まる集会所を持ちたいという強い要望があります。区長さんを通して役所の方にも要請したそうですが、庁舎自体がリースで維持しているので予算の見通しがたたないと言うのです。各仮設住宅には集会所が設置されています。在宅の方々もその集会所が流されてしまったわけですので集会所を再開できるようにするのも大切な支援の対象になると思うのですが、家が残っている、ということのゆえに顧みられないのが実情です。
今回も地区の班長さんたちと話し合ったのですが、ここにいる高齢者の方々が支え合うためにも必要だし、また何よりも津波によって家を失い、それぞれがそれぞれの仮設住宅にいる方々も大森地区に集会所できれば互いに再会し、交流できると言うのです。むしろ、ここにいる人たち以上にコミュニティセンターの必要を願っているとのことでした。
町の復興はこうした住民の持っていた共同体を再興することから始めるべきだろうと思います。息の長い復興の取り組み、忍耐を求められる町の復興、まずは住民の一致団結できる仕組みから取り組むべきだろうと思います。
課題は土地です。最近になって貸していいという方がおり、見通しが立ったとのことです。であればまずはプレハブでもいいわけでなんと早期に実現できないかと願っています。
この情報に目をとめていただいた方々にお願いです。この支援の具体化のために知恵をください。具体的な資金の見通しのために協力できる方がいれば紹介していただきたいのです。
デイサーヴィスと一緒になったセンターとか、日常品の販売が可能な売店のあるセンターとか、いろいろアイデアはあると思います。
大森は二区によって構成されていましたが、一区はほぼ壊滅的な津波被害を受けました。二区は高台にあるため直接の被害を免れました。約70世帯ほどです。そして海岸の方にあったコミュニティセンターも津波によって失われてしまいました。
一年経った今も町内としての機能を果たせなくなっており、かつての住民同士の信頼関係も薄らいでいると言います。その理由の一つに支援の在り方にあるようですし、何よりも共に集まって話し合う機会を失っていることです。ですから集まる場所が欲しい、住民の要望が高まっている理由です。
さらに以前から「スミレ会」という高齢者の方々の集まりがあり定期的な会合を持っていました。それが今回の大震災でできなくなり、現在は代表の方の自宅で集まりをしているとことです。この代表の方の自宅は半壊で修復したそうです。
こうした中で何とか共に集まる集会所を持ちたいという強い要望があります。区長さんを通して役所の方にも要請したそうですが、庁舎自体がリースで維持しているので予算の見通しがたたないと言うのです。各仮設住宅には集会所が設置されています。在宅の方々もその集会所が流されてしまったわけですので集会所を再開できるようにするのも大切な支援の対象になると思うのですが、家が残っている、ということのゆえに顧みられないのが実情です。
今回も地区の班長さんたちと話し合ったのですが、ここにいる高齢者の方々が支え合うためにも必要だし、また何よりも津波によって家を失い、それぞれがそれぞれの仮設住宅にいる方々も大森地区に集会所できれば互いに再会し、交流できると言うのです。むしろ、ここにいる人たち以上にコミュニティセンターの必要を願っているとのことでした。
町の復興はこうした住民の持っていた共同体を再興することから始めるべきだろうと思います。息の長い復興の取り組み、忍耐を求められる町の復興、まずは住民の一致団結できる仕組みから取り組むべきだろうと思います。
課題は土地です。最近になって貸していいという方がおり、見通しが立ったとのことです。であればまずはプレハブでもいいわけでなんと早期に実現できないかと願っています。
この情報に目をとめていただいた方々にお願いです。この支援の具体化のために知恵をください。具体的な資金の見通しのために協力できる方がいれば紹介していただきたいのです。
デイサーヴィスと一緒になったセンターとか、日常品の販売が可能な売店のあるセンターとか、いろいろアイデアはあると思います。
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