2011/11/22

支援のシンフォニー

先週は、一週間の支援活動としてはかなり盛りだくさんとなりました。14日(月)午後に「南三陸町を支えるキリスト者ネットワーク」の集まりが本校において開かれました。今回は第一回目の8月の開催から比べると出席者は限られましたが、各支援グループ、団体の支援活動の現状を知り、考えなければならない今後の方向性を見通すことができました。課題としては、やはり共有できる理念、支援の先に描くゴールについて、さらに突っ込んだ話し合いができるかどうかです。

17日(木)から20日(日)まで、「イザヤ58ネット」の皆さんが今年最後のボランティア活動に取り組まれました。春から継続的に私たちの支援活動を支えていただきました。特に背後にあって支援、祈り、協力してくださった「福音伝道教団」の諸教会の皆さんに感謝したいと思います。さらに新たな視点で継続を考えてくださることを期待します。

一つのグループは石巻支援に二日間励まれました。特に津波被災住宅の修復作業、また19日(土)に開かれたゴスペルコンサートの準備に労されました。もう一つのグループは、17日に南三陸町、戸倉地区にある波伝谷の仮設住宅で開かれた「お茶っこの会」に参加し、特に被災者の方々との交わりや傾聴の時を持ちました。また、この地区の要請で洗濯物の乾燥機(5キロ用)を四つの仮設住宅(切曽木、波伝谷、津の宮、神割崎)に提供することができました。乾燥機は仮設住宅毎、入居者が共用するものです。他の支援物資の提供は17日、18日の両日、大久保地区仮設に冬物衣料を中心に、また大上坊、大森、歌津升沢地区には米と生活消費材(洗剤や調味料等)を届けました。こうした支援物資は「イザヤ58ネット」がやはり準備していただきましたが、米、500キロ分は茨城のクラッシュジャパンベースが提供してくださいました。また、フレミング宣教師たちを派遣しているカナダの福音バプテスト教会の皆さんの支援をいただきました。

19日(土)は東松島の「ひびき工業団地」にある仮設住宅での支援に従事しました。東松島は、「イザヤ58ネット」にとっては最初の被災地支援場所で、支援活動の原点になっています。その後、「蔵王キリスト教会」が支援活動を継続しています。特に次世代の子供たちのためにキッズブラウンの英語教室をも開き、地域の皆さんに喜ばれています。

今回は「山形芋煮」で、「SBSネット」が先に150食分、その後「蔵王キリスト教会」有志が50食分、担当し合い、皆さんに喜んでいただきました。蔵王教会は野菜や衣類なども提供されました。特に教会のメンバーが17~8名ほど参加されたことは大きな励みでした。午後には森谷の担当で「ホットカフェ」も予定していたのですが、持ってくるはずの肝心の器機を忘れてしまい、延期のアナウンスをしなければなりませんでした。ところが、蔵王教会のメンバーの親戚が近くにあって、珈琲ミルを借りてきてくださり、急遽、開店。十分なことができなかったのですが、なんとか予定の活動を終えました。また、イザヤのメンバーの一人、整体師の方が来訪被災者の方々の体をほぐしていただきました。

日曜日にはイザヤ皆さんが「祈りの家キリスト教会」で礼拝を共にし、共に交流を深める時を持っていただきました。

週明け、21日(月)は波伝谷、中瀬地区の皆さんに主として冬物衣料の提供を行いました。とにかく今回は「福音伝道教団」の諸教会の皆さんが予想を遙かに超えた多くの支援物資、主として冬物衣料や生活消費材などを運んでくださいましたので、善意の贈り物を有効に用いていただくために、この日も有志と共に動き回りました。何とか主要な物は届けることができ感謝しています。

次の予定

希望されている「ホットキーパーシート」、ホットカーペット等々を届けること、26日(土)は「童子下仮設住宅」での「山形芋煮」等の支援、また在宅被災者支援訪等を予定しています。そして切曽木での「山形芋煮」要望があり、日時を調整中です。12月に入って、クリスマスに関連したホットな時を考えています。

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