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2011/04/13

ネットワークの広がり

「東日本大震災救援キリスト者連絡会」が立ち上げられたことの連絡を受けました。支援の一元化ではなく、情報の一元化という点で有効に用いられることを期待しています。

「災害復興支援SBSネットワーク」はとても小さな一歩でしたが少しずつ同じ思いを共有できる方々から連絡をいただくようになりました。決して排除でも、独善的でもなく、ただ主体性もってこの災害復興支援に取り組む、この一事のゆえです。そして教会から教会へ、そしてクリスチャンから隣人へ、地区教会から地域共同体へとつながり、広がる支援を実現しようと願っています。

先回も紹介した「東海福音フェローシップ」(TEF)の「地震対策委員会」と連携し合うことになりました。当面毎週火曜日から金曜日の間、活動は中二日になりますが定期的に来仙する予定です。TEFの皆さんは予測される東海地震に備えての活動です。私たちもTEFの皆さんの取り組みに学ぶことは多いし、期待しています。また教会間の主にある交わりが広がればと思います。

来週にも何人かと今後の活動の可能性について話し合う予定です。一つは「弔いのミニストリー」について重荷を持つ方との情報交換です。すでにこの震災によって亡くなられた方で身元不明の方々のための葬儀が宗派超えて行われていると聞いています。特に日本では亡くなられた方々を丁寧に葬る儀礼はとても大切にする文化を持っています。教会もそうした価値観は共有できるものです。このような時にこそ教会が率先して取り組むべき課題であると思います。ぜひ、この東北の地でも実現して欲しいと願っています。同時にこうしたことに対する重荷を持つ教職者が起こされることを願っています。

さらに秋田では有志の教職者たちが「東日本大災害復興委員会」というNPOを立ち上げました。定款によると「この団体は、次世代社会が創造されるために、東日本大災害の被災者の救済と復興支援をすることを目的とする」とあります。長い目で見据えた復興支援を行おうとしていますので、互いに連携し合っていくことについて情報を交換しています。

それぞれが持っている独自のネットワークの資源や情報を互いに共有し合って、災害復興に取り組むことができれば幸いです。少なくとも自分もこうした未曾有の災害に身を置くのは初めての経験です。多くの方々の知恵をいただきながら次世代にしっかりと残していきたいと思います。キリスト者として、教会としてまさにその真価が試される情況にあると言えます。

2011/04/11

人々をつなぐ教会連携

今回の大震災は日本の国の在り方まで問われる激変をもたらしたと思います。と同時にキリスト教界にもこの国で神の教会共同体を建て上げる上で、その信仰の在り方を根本から問われているように思います。それには教会がどう行動するか、とりわけ教会が主体性をもって取り組みができるかにあると思います。

実際に、この段階に至りこうした非常時に活躍するパラチャーチの支援団体も東北の地にある教会の意向を大切にしながら、少なくとも2~3年の長期戦で進めていきたいとの話しをお聞きし嬉しく思いました。それだけに諸教会は主体性を持って取り組むべきであると思っています。行政との協力関係も大切にしながら、その地にある教会、そのメンバーであるクリスチャンが関係する人へと広がる支援の取り組みが実現するように励みたいものです。

そうした中で先を見通した取り組みをしている福音派の教会連合があることを知り心強く思いました。それは東海福音フェローシップの「TEF地震対策委員会」です。将来の東海地域の地震災害に備えてこれまで災害時の対策を検討してこられたそうです。そしてその一環として、今回の東日本大震災に際し、ボランティアを派遣し活動しています。主として国際飢餓対策機構の働きと連携してきました。その国際飢餓対策機構への協力を継続しながらも、もっと教会との関わりでそのボランティア活動を継続し、東北地区の教会と連携しながら取り組みを続けていきたいと願っています。とても素晴らしい視点である思います。今週にも担当者と会い情報交換を共にし、協力関係を模索したいと願っています。

私たちは宮城県沖地震をも経験しているのですが、またその後も大きな災害が起こっていながら、災害時における教会の取り組みについて考えも及ばなかったのです。もちろんに団体においてもそうした話題を耳にすることはありませんでした。

今回は桁違いの災害を目の当たりにし、まさに被災地のただ中で、身近に被災者もいることで人ごとではなくなりました。どうしても次世代に残すべき課題であると思っています。

少しずつ連携が広がりつつあるなかで、真剣に意見交換ができ、神の救いのご計画に寄与できればと願っています。

2011/03/29

ネットワークとネットワーク

「災害復興支援SBSネットワーク」の大切な意図は、復興支援をしていこうという主体性を持ち取り組むこと、そしてそれぞれのネットワークが持つ情報を共有し合い、多角的な視野で確かな支援復興を実現していくことにあります。私たちは私たちであればこそ得られるネットワークのからの情報を共に共有していただき復興支援に寄与できればと考えています。

すでに仙台地区では「仙台キリスト教連合 被災支援ネットワーク」があって、ホームページ「東北HELP」を立ち上げ各団体の支援活動の情報を確認できるようになっています。

さらに、いのちのことば社のクリスチャン新聞では巨大地震直後の3月14日以来、通常の紙ベースの新聞に先立って毎日、震災関連で取材した記事を次々と電子版「JP NEWS」に載せています。全国的な視野で確認し合える情報です。

そしてそのいのちのことば社からの情報によりますと、お茶の水クリスチャン・センター(OCC)でも、同様に情報の共有が喫緊の課題だということで、事務所を設け専従スタッフを置き、救援側と被災現地側で情報を発信しているところをリンクして互いに出会えるようなサイトの立ち上げを急いでいるとのことです。JEA援助協力委員長の中台孝雄先生を会長に、OCCに関係している諸団体が協力して「東日本大震災救援キリスト者連絡会」(事務局長:元JEA総主事の稲垣博史)という名称で、すでに「仙台キリスト教連合 被災支援ネットワーク」とも連携しようとしています。

決して見落としてならないのは、それぞれ被災地にある教会共同体、ないし被災地に隣接する地区教会共同体、そして全国の全ての教会です。こうした教会が主体になった取り組み、教会共同体を建て上げていくような取り組みができるかどうが、この21世紀のキリスト教会の存亡にかかっているように思います。救援物資がスムースに流れれば良いだけだけではすまない大きく大切な課題です。

なお、本校を拠点に約一週間、被災地現場に踏み込んで取材し、発信した「Grassroots News.TV」の視点は興味深い。文化の中で神学するという視点、この国に神の家族共同体を建て上げる視点から参考にできるのはないかと思います。

最後に、兄弟たち。すべての真実なこと、すべての誉れあること、すべての正しいこと、すべての清いこと、すべての愛すべきこと、すべての評判の良いこと、そのほか徳と言われること、称賛に値することがあるならば、そのようなことに心を留めなさい。ピリピ4:8