26日(土)お昼を中心に童子下地区にある仮設住宅で、被災者と共に、被災者を受け入れてくださった地区の皆さんとの心温まる交流の時がもたれました。聖協団の中澤牧師の支援活動の中で良き協力関係を作られたいくつかの支援グループが参加、とても賑やかな活動になりました。そして今回も被災者であるが支援活動に積極的に行動している「M3R」の方々も労されました。
入谷地区は南三陸町の内陸部ですので、あの大震災が起こった時はおにぎりの炊き出しなど、献身的な支援を行った地区です。この童子下地区も同様で、今回は仮設にいる人、そして地元の人、共に交流のときとなりました。すぐ隣は入谷小学校で、この体育館に多くの被災者の方々が避難されておりました。
私たちはこの時期ならではの「芋煮」を提供しました。ただ今回はハプニングもハプニング、一時は中止しようと思ったほどで、残念ながら「山形芋煮」とはなりませんでした。文字通り苦肉の策で、何とも複雑な提供となりました。とにかく、素材の旨味が十分に調和するように工夫し、結果的には、地元のご婦人方に味見をしていただき、押しつけにならずに済んだように思います。幸い、120食分、瞬く間に、鍋底まできれいにしていただきました。
今回の支援活動のなかで、地元の人同士の交流、支援活動の輪が広がっていくことに、町の復興に期待感が強められました。それにしてもボランティアグループの活動と行政側の決断のちぐはぐさ、その実情を知る機会にもなりました。
また、週はじめの21日(月)には、福音伝道教団が提供された衣料関係の支援物資を仕分け作業を行った上で、戸倉地区の被災者、またこの地区から町外等に居住している方への届くように送り届けました。イザヤ58ネットの栗原さんを中心に労していただきました。
さらに中瀬地区の仮設に済む方々の要望にも応えることができました。どうしても婦人物が多く、働く男性の方々の必要に応えられるものが限られ、今後の課題としたいと思います。
さらに在宅支援の一つ、大森地区では、ここからそれぞれ仮設に移った方々へ、また被災した親戚、知人友人方に、この地区の方々がそそれぞれ届ける支援物資として「ホットキーパーシート」を届けました。大久保地区の仮設も、「ホットキーパーシート」は有効のようでその必要に応えることができました。本格的な寒さが来る前にできるだけその必要に応えたいと願っています。
次の予定
戸倉地区の切曽木地区の仮設住宅で「山形芋煮交流会」を行います。被災者、また津波被害を免れた地区住民の方々と共に参加する感謝会です。これは単なる「炊き出し」ではありません。芋煮以外は他のものを行わず、できあがればみんなで一緒に食し、十分な対話の時を大切に持ちます。ただ、今回はこの地区の都合もあって、12月4日(日)午後に行うことになりました。限られた時間ですが、次につながる一歩になればと願っています。
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