2011/04/11

人々をつなぐ教会連携

今回の大震災は日本の国の在り方まで問われる激変をもたらしたと思います。と同時にキリスト教界にもこの国で神の教会共同体を建て上げる上で、その信仰の在り方を根本から問われているように思います。それには教会がどう行動するか、とりわけ教会が主体性をもって取り組みができるかにあると思います。

実際に、この段階に至りこうした非常時に活躍するパラチャーチの支援団体も東北の地にある教会の意向を大切にしながら、少なくとも2~3年の長期戦で進めていきたいとの話しをお聞きし嬉しく思いました。それだけに諸教会は主体性を持って取り組むべきであると思っています。行政との協力関係も大切にしながら、その地にある教会、そのメンバーであるクリスチャンが関係する人へと広がる支援の取り組みが実現するように励みたいものです。

そうした中で先を見通した取り組みをしている福音派の教会連合があることを知り心強く思いました。それは東海福音フェローシップの「TEF地震対策委員会」です。将来の東海地域の地震災害に備えてこれまで災害時の対策を検討してこられたそうです。そしてその一環として、今回の東日本大震災に際し、ボランティアを派遣し活動しています。主として国際飢餓対策機構の働きと連携してきました。その国際飢餓対策機構への協力を継続しながらも、もっと教会との関わりでそのボランティア活動を継続し、東北地区の教会と連携しながら取り組みを続けていきたいと願っています。とても素晴らしい視点である思います。今週にも担当者と会い情報交換を共にし、協力関係を模索したいと願っています。

私たちは宮城県沖地震をも経験しているのですが、またその後も大きな災害が起こっていながら、災害時における教会の取り組みについて考えも及ばなかったのです。もちろんに団体においてもそうした話題を耳にすることはありませんでした。

今回は桁違いの災害を目の当たりにし、まさに被災地のただ中で、身近に被災者もいることで人ごとではなくなりました。どうしても次世代に残すべき課題であると思っています。

少しずつ連携が広がりつつあるなかで、真剣に意見交換ができ、神の救いのご計画に寄与できればと願っています。

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