2011/03/29

ネットワークとネットワーク

「災害復興支援SBSネットワーク」の大切な意図は、復興支援をしていこうという主体性を持ち取り組むこと、そしてそれぞれのネットワークが持つ情報を共有し合い、多角的な視野で確かな支援復興を実現していくことにあります。私たちは私たちであればこそ得られるネットワークのからの情報を共に共有していただき復興支援に寄与できればと考えています。

すでに仙台地区では「仙台キリスト教連合 被災支援ネットワーク」があって、ホームページ「東北HELP」を立ち上げ各団体の支援活動の情報を確認できるようになっています。

さらに、いのちのことば社のクリスチャン新聞では巨大地震直後の3月14日以来、通常の紙ベースの新聞に先立って毎日、震災関連で取材した記事を次々と電子版「JP NEWS」に載せています。全国的な視野で確認し合える情報です。

そしてそのいのちのことば社からの情報によりますと、お茶の水クリスチャン・センター(OCC)でも、同様に情報の共有が喫緊の課題だということで、事務所を設け専従スタッフを置き、救援側と被災現地側で情報を発信しているところをリンクして互いに出会えるようなサイトの立ち上げを急いでいるとのことです。JEA援助協力委員長の中台孝雄先生を会長に、OCCに関係している諸団体が協力して「東日本大震災救援キリスト者連絡会」(事務局長:元JEA総主事の稲垣博史)という名称で、すでに「仙台キリスト教連合 被災支援ネットワーク」とも連携しようとしています。

決して見落としてならないのは、それぞれ被災地にある教会共同体、ないし被災地に隣接する地区教会共同体、そして全国の全ての教会です。こうした教会が主体になった取り組み、教会共同体を建て上げていくような取り組みができるかどうが、この21世紀のキリスト教会の存亡にかかっているように思います。救援物資がスムースに流れれば良いだけだけではすまない大きく大切な課題です。

なお、本校を拠点に約一週間、被災地現場に踏み込んで取材し、発信した「Grassroots News.TV」の視点は興味深い。文化の中で神学するという視点、この国に神の家族共同体を建て上げる視点から参考にできるのはないかと思います。

最後に、兄弟たち。すべての真実なこと、すべての誉れあること、すべての正しいこと、すべての清いこと、すべての愛すべきこと、すべての評判の良いこと、そのほか徳と言われること、称賛に値することがあるならば、そのようなことに心を留めなさい。ピリピ4:8

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