2012/03/11

3.11大震災、あれから一年

「3.11大震災」あれから一年、不思議な感覚です。瞬く間に過ぎ去った一年でもあり、失ってしまったような一年でもあります。今日11日、各地で追悼の祈りがなされました。私たちキリスト者にとって主日礼拝の日、被災地の人々を思いつつ礼拝の時を持ちました。被災地で求められるのは生き方の伴う支援です。宗教的クリスチャンではなく真のクリスチャン、古きに死んで新しさに生きるキリスト者です。

新年を迎えて3月にもなるというのに情報発信をできずに、と言うより怠ってしまいました。一月からは特に被災地の子供たちを意識して図書の提供を始めました。また新年の挨拶を願って私たちの支援に関係している方々を訪問し、今の状況について話を聞きました。大上坊、桝沢、大森地区の代表の方々です。この地区でのまとめ役、中心になっていただいている方々で、この方々を介してその地区の支援を行っています。支援も押しつけにならないようによく話し合って情報を得ながら取り組んでいます。これらの地区は在宅被災者の方々が多く住むところです。仮設住宅は戸倉地区の切曽木、波伝谷、また中瀬地区、岩沢地区などです。

2月に入っていくつか大切な集まりがありました。2月6日には御茶ノ水クリスチャンセンターにおいてJEAの「宣教シンポジウム」が開催され発題の機会が与えられました。3.11大震災を契機に教会のパラダイム転換を提言しました。つまり、教会は元々地域社会の繁栄をもとめ寄与、貢献する共同体であったこと、支援と宣教は切り離せなさず、一体のものとしてなされていたのです。

2月20日には「南三陸町を支えるキリスト者ネットワーク」の集まりが神学校を会場に開かれました。新たな段階に進む当たって、南三陸町の文化について学んだり、拠点となるセンター設置の構想など、有志が共に集まって話し合いました。特に震災発生当初から中心となって南三陸町の被災者支援に取り組んできた基督聖協団の中澤竜生牧師の働きは大きい。良き隣人として誠実に取り組む支援活動によって育まれた地元の方々との信頼関係は次の段階に進展させるベースになっています。

今週は「イザヤ58ネット」の皆さんが支援活動に励まれます。今回は南三陸町と石巻を訪問します。福音伝道教団を中心に生活消費財関連の支援物資を提供してくださる予定です。

4月中旬にはオレゴン州ポートランドにある日本人教会の有志の皆さんがボランティアチーム作って来日します。被災地の子供たちへのプログラムを予定しています。

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