2011/10/16

大久保仮設住宅

12日(水)大久保の仮設住宅で、いわゆる「炊き出し」が行われました。きっかけは支援関係でお会いしている歌津の升沢地区で出会った家族で、その娘さん家族が大久保の仮設に入居したということ、しかも、目立たない地区で、さほど支援も来ているわけではないとのことをお聞きし、是非一度、訪問しますと約束していました。南三陸町で共に支援活動に取り組む中澤牧師に情報を伝えたところ、調整していただき、一緒にやりましょうということになりました。

ここには、仮設住宅に集会所がないので、文字通り「炊き出し」となりまりした。秋晴れの下、四つほどのグループが一緒になって取り組むことができ、感謝でした。これから、それぞれが、それぞれの導きで支援活動を展開してきましたが、今後はなおいっそう情報を共有しながら、ただ一つ、南三陸町の復興支援のために協力し合っていくべきだろうと思います。とても良い機会が与えられたと思っています。

良い天気にも恵まれ、最良の野外活動でした。一つは新鮮なサンマの炭火焼き、それに暖かい御飯、そして私たちの「山形芋煮」、山形牛を用いた芋煮です。今回は思いがけず、サマリタンズパースから予算の半分ほど、資金援助を受けられました。

芋煮は私たちの子供の頃から経験ですので、まったく負担感はありません。しかも実に手軽な調理ですので、初めての方でもすぐできます。理想はグループ単位でかまどを作り、煮込むのがいいのですが、今回のような支援活動では場所も限られますので、大鍋でやるのが効率良くできます。

里芋と板こんにゃくを煮込んで、里芋が柔らかくなったところで牛肉、牛肉は最初にさっと炒めておきます。そして酒、砂糖、そして醤油で味を調え、最後にネギを入れできあがりです。汁は余り多くしません。たっぷり里芋とお肉をいただきます。人によってはキノコを入れたりしますが、今回はゴボウを見えない程度入れてみました。またもう一つミネナル豊かな塩で味加減を調えてできあがりです。

今回は平日の昼ですので、持ち帰りの方々が多かったようです。しかし「芋煮」は温め直すとさらに美味しくなりますので、扱いやすい鍋料理だと思います。

次回は20日(木)、大森地区で、やはり「山形芋煮」を行う予定です。在宅被災者中心ですが、私たちが関係する前に、なんと支援を受けることを契機に少しずつ、 住民感情に摩擦、互いの信頼関係にギクシャクしたものが生じてしまったようです。聖書の原則に基づきながら、心からの支援を通して、こうしたギシギシ感が取り除かられ、受けることから真に与える人、支援する人たちになっていただけることを願っています。

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