2011/10/07

山形芋煮感謝会

今週は「イザヤ58ネット」のボランティアチームの皆さんの協力を得て、南三陸町の二つ地区、中瀬町(5日)と大上坊(6日)で「山形芋煮感謝会」を実施しすることができました。また、並行して、4日から、石巻で継続している津波被害の家屋修復支援に取り組みました。

「芋煮会」 一つは中瀬町の仮設住宅です。この場所は、この地区の被災住民の大部分の方々が一緒の避難所生活をし、そして、同じ地域住民の方々が土地を提供し、仮設住宅が建てられました。そして、地区住民が一緒に、この仮設住宅に移動して来ました。河北新聞でも取り上げられるほどの南三陸町の話題の地区です。

避難所いるときから「RQ」のボランティアの方々が、それこそ親身なって支えてこられたようです。現在も毎日のようにボランティアチームが送られてきています。また、関東学院大学のチームも5週間にわたって支援され、その後、利府教会を介してコンサートなども行われたようです。

私たちのような小さなグループが、何ができるのか思い巡らしていましたが、図らずも避難所にいるときにお会いした家族がこの中瀬町の住民で、この方のリーダーシップにより、ささやかながら支援の機会が与えられました。また、この地区の区長さんとも出会う機会が与えられ、今回の「芋煮会」となったわけです。

少なくとも約140食分、これまでにない大量の芋煮です。芋煮は単純な料理と言えば単純ですが、引き受けはしたものの、入り交じる不安と期待の中での挑戦となりました。現在、保有する鍋を使用するとなると、五つほど必要になり、かまどや人員を考えると難しいと判断し、直径60センチの大鍋を使用することにしました。二つあれば十分間に合いますし、管理もしやすくなります。プロパンガスは現地の燃料店にお願いし、協力いただきました。

幸い、この地区の方々が積極的に応援してくださり、特に、この仮設住宅のために提供した地主、勝倉さんの配慮もあって、事を順調に進めることができました。ちょうどその日は「RQ」のボランティアの方々もおられて、さも当然のように、爽やかにお手伝いいただきました。

同じ中瀬町の仮設で、少し離れた高台にある仮設の皆さんや、集会所に足を運べない高齢者の方々にはにはこちらから、出前をし、楽しんでいただきました。

また、今回は神戸のボランティア「雑巾を縫う会」の皆さんから贈られた、手作りのナップザックや小物入れなどをお渡ししました。大変な人気で、150個ほどのものはすべてあっという間になくなりました。

これが一つのイベントに終わらず、この地区の方々とは継続的に交流し、実質のある支援が実現できればと願っています。現在、継続中なのが、仮設住宅の軒先に敷設する雨よけ造作工事支援です。

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