2011/04/03

恵みを取り次ぐ拠点

急遽、気仙沼の阿部オフセット印刷を経営する阿部さんたち家族(二世代のクリスチャン家族)の支援、ボランティアを実行することになりました。彼らが所属する気仙沼第一聖書バプテスト教会はすでにキリスト教メディアでも取り上げられていますように今回の津波で全て失われてしまいました。そして阿部さんたちはこの教会の中心的なメンバーであり、これからの教会再建になくてはならない存在、要となるクリスチャン家族、事業家です。

保守バプテスト同盟は当初から、団体の機関誌をはじめ印刷物は阿部さんたちの好意に支えれてきました。他にも伝道用とラクトや読み物など宣教のために献身的に取り組まれています。また私どもの神学校も基本原則シリーズの印刷ではお世話になっています。

印刷会社と住宅は今回の津波の影響で氾濫した大川のすぐそばに位置し、一階部分は完全に水に被われてしまいました。生活再建、事業再建を一刻も早く進めるために、今回、人海戦術で一気に片付けてしまおうという作戦です。

すでに先週末から他のボランティアチームが協力してくださっていますが、何とか明日一日で完了したいと願っています。阿部さんたちの生活再建は教会の地域への救援活動の拠点にもなり、今後の教会の方向性を見出すことにもなると思います。

今回、クラッシュの関係で来ている一つのチーム(7名)も協力してくださいます。彼らは大型バスとワゴン車二台で気仙沼の反松にある教会に救援物資を運び、荷物を届けた後に合流する予定です。また山形から4名、岩手から3名のチームが参加します。

なお、阿部さんたちのすぐ目の前の空き地で日常生活用品や食品を近所の方々に提供します。できる限りの物資を運びたいと計画しています。今後も阿部さんたち家族を通して多くの方々に必要物資を提供することが可能になります。本当に必要としている方々に届けられるように願っています。

人から人へ、その尊い恵み、好意が渡されますように。そして受けた方々を通して、さらに恵みが広がっていきますように。自分たちだけのことを考えれば、もう十分ということにもなるかもしれません。しかし、受けた愛は留まらず、さらに広がるように取り組みたいと願っています。

最後に、兄弟たち。すべての真実なこと、すべての誉れあること、すべての正しいこと、すべての清いこと、すべての愛すべきこと、すべての評判の良いこと、そのほか徳と言われること、称賛に値することがあるならば、そのようなことに心を留めなさい。ピリピ4:8

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