2011/04/05

恵みの業の広がり

巨大地震発生から三週間経ち、被災地にはある程度、救援物資は届いているようです。それでも実際に被災地に入って活動している方々から聞くと、まだ十分でない避難所があると言います。それでもそうした場所は次々と北上しているように思うとのことです。

被災地の広がりを考えると支援物資を送り届ける拠点が仙台から次の拠点へと広がることでより効果的な支援活動は実現できるのではと考えています。また必要としている方に必要なものを届けるために、必要な救援物資を提供してくださる方々の情報網を途切れなく持つ必要があります。

今日、女川出身で、石巻でクリスチャンになった方、現在は関東に住んでおられる方を紹介され電話でお話できました。できることは必要に応えるようにしたいとの申し出です。また自分たちのネットワしークを介して支援要請もできるとも話されました。実はその方自身もある意味では被災者と言えます。母親と妹さんが今回の地震による津波に巻き込まれたようです。未だ行方不明とのこと、本当に心傷む話です。

また、地元に住む一人の婦人から電話がありました。ボラティア活動に参加したいと言うのです。近くであるという親近感からか、クリスチャンである私たちの活動に協力したい申し出られました。その方も今回の震災で名取に住む身内の方が津波の被害を受けたそうです。クリスチャンと行動を共にしながら神様の真実さが伝わるのであればこれほど素晴らしいことはありません。

現在、この神学校をベースに活動しているNORTHSTARのグループにもクリスチャンでない方が一人加わっています。彼らの近所の方のようですが、その方が災地を訪問しながら自分の人生観が変わってきたというのです。こうした行動を共にしながら福音の素晴らしさを伝えていきたいのだと、そのリーダーは話していました。

さらに、関東からも被災者支援が一時のことに終わらず、継続的に行われるように願って電話をされた方がいます。願ってもないことです。

また、この神学校の近所の方ですが、神学校をベースにボランティアの方々が動いている様子を見て、もしかしたら今回の震災のために活動しているのではと声をかけてくださいました。そして、今日、子供のための絵本をミカン箱一個分持って持って来られました。早速、今日、支援物資の輸送に加えていただき運んでいただきました。その上、何か必要があれば伝えてくださいと申し出られました。

こうした情報を基に、今後、支援を必要としている方々を確実に見出していくことです。こうした情報を得る活動をするボランティアも必要です。関心のある方は是非連絡していただき、支援したい人たちの思いに応えていただければと願っています。

それぞれの地区に置かれた教会を介して、またそのクリスチャンたち、さらにクリスチャンの親戚や知人、友人を介して、人から人へと恵みの業が広がる働きが実現すればと願っています。教会がその地域の貢献になくてならない存在になれたらと思います。

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