2011/04/09

地域になくてはならない教会

「災害復興支援SBSネットワーク」建て上げにはいくつかの理由と目的があります。どのような支援団体であっても、同じ思いであると思いますが、被災地にある教会がいち早く回復し、置かれた地域の復興、繁栄に寄与できるようになる支援を実現することです。

この思いは他人任せ、あるいは物量的に大きな扱いをする団体に依存的であってはならないし、むしろ主体性を明確に持って活動すべきであると考えています。この主体性を持つことが真の協力関係を築いていけると思います。私たちのできることには限りがあります。と言って手をこまねいている訳にもいかないのです。

ですからまず教会のリーダーである牧師が憂いなく牧会活動とその働きにおいてリーダーシップを発揮できる一助になる取り組みを大切にします。献げられた贈り物は優先的に被災地のリーダーたちに用いていただくことです。そのためにはできるだけ早めにお届けしたいと思っています。

そしてその教会家族の一員が被災し痛んでいるなら、まず一歩でも半歩でも前に踏み出せる支援が実現できれば願っています。

まさに被災地のただ中にある教会からお手紙が届きました。主要メンバーの家族が津波で何かも失ってしまいました。今は教会から遠く離れ、親戚の家に身を寄せているというのです。他にも自宅が壊滅的な被害を受けた方もいます。被災したクリスチャン家族が痛手を負うだけでなく、その教会も痛みを担うことになります。とりわけ、東北の地で宣教する教会の多くは日本の平均的な教会にも及ばない群れ、主の家族と思われます。

まず一歩前進のために力になれるならばこの上ない喜びです。教会の繁栄が地域の繁栄になるよう祈り、協力の手を差し伸べていただける方々が増し加えられるようにと願っています。献げてくださる方々もこの思いを共有していただけると信じています。

今回のこの巨大地震によってもたらされた被害は巨大です。継続できる支援、長い目で支援し続ける支援の在り方を模索しながら、次善の策を見出されればと思います。地域になくてはならない教会共同体が実現するくらいの取り組みでありたいと願っています。

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